今週のカメラニュースまとめ(2024年6月15日号)







カメニュース 20240615号


カメニュース 20240615号

1. FUJI REALA ACE 追加

Fujifilm ChinaがX-T5、X-H2、X-H2S、X-S20のREALA ACEファームウェアを8月にリリース

概要

富士フイルム中国は、X-T50の発売イベントで、新しいフィルムシミュレーション「Reala Ace」が2024年8月にリリースされることを発表しました。このファームウェアは、以下のカメラモデルに対応予定です。

  • Fujifilm X-T5
  • Fujifilm X-H2
  • Fujifilm X-H2S
  • Fujifilm X-S20

重要ポイント

  1. Reala Ace の導入
    • 富士フイルムの新しいフィルムシミュレーション「Reala Ace」が、RAW撮影者にとっても重要であることが強調されました。
    • 「Reala Ace」は、これまでの富士フイルムのフィルムシミュレーションの中でも最高のものとされています。

考察

革新性とユーザーエクスペリエンス

  • 富士フイルムのフィルムシミュレーションは、デジタル写真にアナログの美しさを取り入れる革新的な技術です。
  • Reala Aceのリリースにより、さらに多くのフォトグラファーがフィルムシミュレーションの魅力に惹かれることが期待されます。

競合他社との差別化

  • 他のカメラメーカーと比較して、富士フイルムのフィルムシミュレーションは独自の強みとなっています。
  • Reala Aceの導入により、富士フイルムのブランド価値がさらに向上するでしょう。

コメント

第五世代機に順当にリアラエースが搭載されるようです。フィルムシミュレーションに関しては、画像処理エンジンと切っても切り離せないものですね。

フィルムシミュレーションは、富士フイルムのカメラにおいて、特定のフィルム特有の色彩、コントラスト、トーンを再現するための技術です。このシ

ミュレーションを作成するための制作過程とその技術的な難易度について、ざっと触れておきます。

フィルムの特性分析

  • 色彩特性の解析: フィルムシミュレーションの最初のステップは、元となるフィルムの色彩特性を徹底的に分析することです。これには、フィルムの発色、コントラスト、粒状感などの特性をデジタル化し、数値データとして取得します。
  • トーンカーブの作成: 各フィルムは独自のトーンカーブを持っています。ハイライトからシャドウまでのトーンレンジを分析し、再現するためのカーブを作成します。

デジタルシミュレーションの設計

  • データの適用: 取得したフィルムの特性データをデジタル画像に適用するアルゴリズムを開発します。このアルゴリズムは、色補正やコントラスト調整を行い、フィルムの特性を忠実に再現します。
  • センサーの違い: 各カメラのセンサー特性に合わせて調整を行う必要があります。現状フジが持っているセンサーはAPS-Cと4433で、積層センサーと非積層センサー、カラーフィルターもX-Trans方式とベイヤー方式があり、それぞれ異なるセンサータイプに対して最適化されたプロファイルを作成する必要があります。多分。

技術的な難易度

  • 色再現の正確性: フィルムの特性をデジタルで再現するには、高度な色再現技術が必要です。微細な色の違いを再現するためには、非常に正確なデータ解析とアルゴリズムの開発が求められます。
  • センサー依存性: 各カメラのセンサー特性に合わせた最適化が必要です。これにより、異なるカメラモデル間での一貫性のある色再現が求められます。
  • 処理速度: カメラ内でリアルタイムにシミュレーション効果を適用するためには、高速な画像処理能力が必要です。これには、ハードウェアとソフトウェアの最適化が不可欠です。

まとめ

フィルムシミュレーションの制作は、フィルムの特性を詳細に分析し、デジタルシミュレーションを設計し、カメラ内での実装とテストを経る複雑な過程です。特に色再現の正確性とセンサー依存性の最適化が技術的な難易度の高いポイントとなります。この技術は、富士フイルムのカメラに独自で意外と地道な作業で成り立ってるので時間がかかるんだと思いますね。

リアラエースは評判いいので、対象ユーザーの皆さんは楽しみにしましょう。

2. RICOH 6/18 フィルムプロジェクト最新情報公開

リコーがフィルムカメラプロジェクト最新情報の公開予定について

公式サイト

の公開を予告しました。

ペンタックス&リコールーマーが報じた内容

翻訳

リコーは既に6月18日にペンタックスのフィルムカメラプロジェクトに関する最新情報を発表することを公式に報告しています。この記事はその日付にペンタックス17ハーフフレームフィルムカメラが正式に発表されるだろうと予測しています。

いくつかの店舗では、6月18日に関連イベントが予定されています。

イベント詳細

  • ペンタックスフィルムカメラプロジェクトのライブ配信
  • ホスト: B&Hおよびペンタックス
  • テーマ: 現代におけるフィルムの未来についての議論
  • ゲスト:
    • Nick Brigadier(B&H)
    • Ken Curry(リコーイメージングアメリカ社長)
    • Dan Savoie(リコーイメージングアメリカ技術ソリューションマネージャー)

このイベントでは、フィルム写真についての質問に答える機会があり、次の日にはB&Hスーパーストアでフィルムギアの体験会も開催されます。また、ラッフルで素敵な賞品を獲得するチャンスもあります。

記事の要点

  1. ペンタックス17ハーフフレームフィルムカメラ(25mm f/3.5レンズ付き)の発表が6月18日に予定されています。
  2. 6月18日にペンタックスフィルムカメラプロジェクトに関するライブ配信が行われます。
  3. 6月18日のイベント後、B&Hスーパーストアでフィルムギアの体験会が開催されます。

コメント

という内容です。先週画像のリークをお伝えしましたが、公式の伝える”最新情報”はどうやら”正式発表”のようです。

個人的にこのプロジェクトは応援していますので、発表には注目しています。すでにデザインがリークされていますが、次に気になるのは実際の質感、カラーバリエーションの有無、価格、そして発売時期、その他現代にフィルムカメラを使用する上での困難をなにか解決する取り組みなどがあるのか。その辺に注目ですね。

3. Nikon Z6IIIのティーザー公開 & 画像

NikonがZ6IIIのティーザー動画を公開しました

動画の内容から予想される機能

  1. 予想される機能
    • プリキャプチャ: シャッターを切る前の瞬間を捉える機能。
    • 高速シャッター: まぶしい環境下でも鮮明に撮影可能。
    • 小型化: 小さくても高性能を期待。
    • EVF性能: ブラックアウトフリーで輝度差に強いEVFを期待。
    • デザイン: Z8やZ9に近いデザインと高感度耐性を期待。
  2. 期待と不安
    • 大きさ: 一部のコメントでは、カメラが予想より大きくなる可能性を指摘。
    • 価格: 円安の影響で価格が高騰する懸念。

ニコンZ6IIIの予想スペック

  1. センサー: 改良された24.5MP BSI CMOSセンサー。
  2. プロセッサー: より高速でエネルギー効率の良いEX

    PEEDプロセッサー。

  3. オートフォーカス: 増加したフォーカスポイントと改良された被写体追跡機能。
  4. ビデオ機能: 4K動画撮影(60fps以上)、10ビット内部記録の可能性。
  5. 手ぶれ補正: より多くの補正段数を持つ改良されたボディ内手ぶれ補正。
  6. 接続性: 高速Wi-FiとBluetoothを含む改良された無線接続。
  7. ビルドとデザイン: より扱いやすいグリップと天候シール。
  8. ファインダーとLCD: 高解像度の電子ビューファインダーと完全に可動するLCDスクリーン。
  9. バッテリー寿命: 新しいバッテリーテクノロジーまたは効率的な電力管理による長寿命。
  10. ストレージ: CFexpressとSDカードのデュアルカードスロット。

Z6III画像リーク

  • 外見上の違い:
    • ペンタ部がシャープになった
    • ロゴが肩部分に移動した
    • 横幅が多少増えた
    • ロゴ上のLED
    • 電源オフ時のシャッター幕によるセンサー保護ができるようになった?

コメント

ということで、ようやく情報が出てきましたね。ニコンの次の一手として大変注目度の高い機種になります。写真をざっと見た限りでは、少し大きくなってペンタ部がZ8、Z9と同じデザインになったという感じでZ6IIからはあまり変わり映えしない印象です。

全体のボリュームはZ8よりは抑えられてそうですので、Z8よりはだいぶ軽くなってそうです。いずれにせよ来週の公式発表を楽しみにしましょう。あと、Z7シリーズはどうなるのかも注目ですね。

4. パナの次の新機種はS1HII

パナソニックLumix S1H IIが第四四半期に発表される可能性

weiboのシャンジーベータがパナソニックの次の新機種について触れています。シャンジーベータはカメラベータという意味です。

翻訳

”【パナソニックLumix S1H IIが第四四半期に発表される可能性】最新の情報によると、パナソニックGH7の発表後、次にSシリーズのフルフレーム機種が更新される予定です。これまでの噂によれば、Lumix S1H IIもその中に含まれており、年内(第四四半期)に正式発表される見込みです。”

コメント

ちなみにS1HIIがどのラインなのか、整理しておきますとS1HはS1のシネマライン製品です。S1の新機種をシネマから出してくるというところにパナソニックの今後の戦略が垣間見えるような気がします。

おそらくパナソニックは動画に強いパナというのを確立させるように動くでしょう。そしてGH7に次いでARRILOGを搭載してシネマ機としての立ち位置を確立するような機能を載せてくると思います。積層センサー搭載でスキャン速度に振るのか、高画素8Kに振るのか。そのあたりが注目ポイントですね。

最近パナはやることなすことケチつきまくってますが、S9は結構な人気のようですし、頑張っていただきたいですね。

パナソニックの現行フルサイズ機ラインナップ

  1. Lumix S1H
    • センサー: フルサイズ
    • 解像度: 24.2MP
    • 主な特徴: 6Kビデオ録画、高度な熱管理による長時間録画、14+ストップのダイナミックレンジを持つV-Log/V-Gamut。
  2. Lumix S5
    • センサー: フルサイズ
    • 解像度: 24.2MP
    • 主な特徴: コンパクトなデザイン、4K 60pビデオ録画、5軸デュアルI.S.、ライブコンポジットモード。
  3. Lumix S1
    • センサー: フルサイズ
    • 解像度: 24.2MP
    • 主な特徴: 96MPの高解像度モード、堅牢なボディ、4K 60pビデオ録画。
  4. Lumix S1R
    • センサー: フルサイズ
    • 解像度: 47.3MP
    • 主な特徴: 高解像度による詳細な画像、高速オートフォーカス、4K 60pビデオ録画。

これに加えて、Lumix S1H IIは現行のS1Hをベースに、更なる高解像度、ビデオ機能の向上、そしてプロフェッショナルなビデオグラファーやフィルムメーカーのニーズに応える性能の向上が期待されています。

5. キヤノンVRレンズ2種発表

RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE を6/28に発売

この記事のポイント

  1. 製品の概要
    • キヤノンは、初めてAPS-Cサイズカメラに対応した3D VR映像撮影専用のRFレンズ“RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE”を2024年6月28日に発売。
    • このレンズは、小型・軽量設計で持ち運びに優れている。
  2. 高画質の実現
    • 8群11枚のレンズ構成で、UDレンズを2枚含む光学設計により、画面全体での高画質を実現。
    • ASC(Air Sphere Coating)によって、フレアやゴーストの低減にも対応。
  3. 操作性と携帯性
    • 全長約54.6mm、質量約290gと小型・軽量設計。
    • ステッピングモーター(STM)で駆動する二眼連動のAF機構を搭載。
    • 144°の広角撮影が可能で、三脚などの映り込みを避ける設計。
  4. 編集と変換の容易さ
    • 「EOS VR SYSTEM」用のPCアプリ「EOS VR Utility」や「Adobe Premiere Pro」専用プラグインを使用して、簡単にVR映像への変

      換や編集が可能。

    • 手ブレ補正機能も搭載。
  5. 対応カメラと注意点
    • 対応カメラは「EOS R7」のみで、最新ファームウェアが必要。
    • AFはイメージサークル内の一部エリアに限定されるなどの使用制限あり。

この商品の意義の考察

  • 革新的な3D VR映像撮影の普及促進:

    キヤノンの“RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE”は、3D VR映像撮影に挑戦するユーザーに向けた初めてのAPS-Cサイズカメラ対応のレンズです。これにより、より多くのユーザーが手軽に高画質な3D VR映像を撮影できるようになり、VRコンテンツの制作が一層普及する可能性があります。

  • 高画質と携帯性の両立:

    このレンズは、UDレンズや特殊コーティング技術を採用し、優れた画質を実現する一方で、小型・軽量設計により持ち運びやすさも兼ね備えています。これにより、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広いユーザーにとって使いやすい製品となっています。

  • 効率的なワークフローの実現:

    「EOS VR SYSTEM」専用アプリケーションとの連携により、撮影後の編集や変換が簡単に行える点も大きな魅力です。これにより、撮影から編集までのワークフローが効率化され、より短時間で高品質なVRコンテンツを制作することが可能になります。

  • コストパフォーマンスの高さ:

    既存のRF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEレンズとフルサイズカメラEOS R5の組み合わせは、高価なセットアップとなります。この新しい“RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE”とAPS-CサイズのEOS R7の組み合わせは、より低予算で高品質な3D VRコンテンツの制作が可能です。これにより、コストパフォーマンスに優れた選択肢が提供され、予算の限られたクリエイターや映像制作プロフェッショナルにとって非常に魅力的な製品となります。

  • 市場への影響:

    この製品の登場により、3D VR映像撮影がさらに身近なものとなり、VR市場全体の拡大が期待されます。特に、クリエイターや映像制作プロフェッショナルにとって、コストパフォーマンスの高い選択肢となり得るため、新たな市場セグメントの開拓につながる可能性があります。

RF-S7.8mm F4 STM DUALの開発発表

発表のポイント
  1. 新レンズの開発と発売予定
    • キヤノンは「EOS VR SYSTEM」として、3D映像撮影用のRFレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を開発中。
    • 2024年内の発売を目指している。
  2. Apple Vision Proへの対応
    • このレンズはApple社製品以外で初めてApple認定の「空間ビデオ」対応入力機器となる。
  3. 特長と用途
    • APS-Cサイズカメラ対応で、画角は人間の有効視野に近い約60°。
    • 高速・高精度なAF機能を搭載し、初心者でも手軽に3D映像撮影が可能。
    • 「EOS R7」と組み合わせ、「EOS VR Utility」アプリで映像を「空間ビデオ」フォーマットに変換し、「Apple Vision Pro」で視聴可能。
  4. 市場ニーズと連携
    • エンターテイメントや観光、教育など幅広い分野のVR映像制作ニーズに応える。
    • Apple社との連携を強化し、3D映像文化の醸成に貢献する。
Apple Vision Proと空間ビデオ

Apple Vision ProはApple社が開発した最新の空間コンピューターであり、ユーザーはリアルな3D映像体験ができる。「空間ビデオ」はこのApple Vision Proで視聴できる3D映像形式で、現実感のある奥行きと立体感を提供する。

新製品の期待される位置付け
  • 市場拡大への貢献:

    XR市場が急速に拡大している中で、手軽に3D映像を楽しみたいユーザー層に訴求し、新たな市場を開拓する。

  • 技術革新とユーザーエクスペリエンス:

    高速・高精度なAF機能により、初心者でも質の高い3D映像が撮影できることで、3D映像制作のハードルを下げ、創作活動の幅を広げる。

  • Appleとの連携強化:

    Apple Vision Proに対応する初のApple認定レンズとして、Appleとのパートナーシップを強化し、3D映像分野での技術力をアピールする。

  • 新しい映像表現の可能性:

    家族や友人との思い出、旅の風景などを3D映像として高画質に記録し、臨場感ある追体験が可能になることで、新しい映像表現の可能性を提示する。

コメント

キヤノンがVR関連のレンズを2本発表しました。日本でも正式に発表されたアップルビジョン用というのはなかなか驚きました。

アップルビジョンすごいなーとは思いますが、私はメガネ野郎なので視力矯正のレンズとかがいるみたいでめんどくさくて諦めてます。なにより高杉で全く手を出そうという気になれません。なのであまり勉強してないんですが、空間ビデオは要は奥行き感のある映像コンテンツですが、180度の視界はないんですよね。多少側面を覗き込めるくらいだと思います。

このレンズの幅で実際の視差を表現できるのかわからんなと思いましたが、よく考えたらiPhonでとれるんだからこれでいいんですね。

この辺はデュアルピクセルだけでもある程度できるので、CP+で展示してた立体写真のツールを早く発表してくれればいいのにと思いました。

6. SIGMAフルサイズRF参入は??

シネDのインタビューから

翻訳

週間前、SIGMAは近いうちにCanon RFマウントバージョンのAPS-Cレンズを製造開始すると発表しました。山木社長によれば、今年末までに現在のAPS-CレンズすべてをRFマウントで発売することを目指しているとのことです。また、フルフレームRFマウントのオートフォーカスレンズをリリースする予定は現時点ではないが、「お客様のニーズに応えるために最善を尽くす」と述べました。

コメント

予想通りというかなんというか、やはりフルサイズRF投入は遠そうです。

シグマがフルサイズ用RFレンズをすぐに作れない理由をなんとなく予想してみると:

  1. Canonからの制限
    • Canonからのライセンスや技術的制限、制約がシグマに対して加えられている可能性が第一に考えられます。キヤノンの販売戦略上これはある程度ある話でしょう。
    • Lマウントの保護: 逆にLマウントアライアンスの立場としてもLマウントへの囲い込みに影響が出ますからその辺はキヤノンがーというよりはお互いの境界線を守りましょう。という感じだと思いますね。独自性のある魅力的なレンズでマウントへの囲い込みを行うという立場に立てば、迂闊に他マウントに出せるものは限られるはずです。
  2. フィードバックと改良
    • また仮にフルフレームへの参入を目指しているとして、まずはAPS-Cレンズの発売を通じて、RFマウントの技術や顧客のフィードバックを収集して、フルフレームレンズの設計・改良に役立てるという期間という見方もあるでしょう。

主な理由はこの辺だと思いますが、シグマがフルフレーム用RFレンズをすぐに作れない状況にあると考えられます。

7. Canon RF 70-200mm f/2.8L IS USM Z の予定

キヤノンルーマーより

Canon Rumorsで最も注目されているレンズの1つが、コンパクトなRF 70-200mm f/2.8L IS USMの内部ズームバージョンであるCanon RF 70-200mm f/2.8L IS USM Zです。信頼できる情報筋によると、このレンズは現在、一般的なテスターの手に渡っており、今年中に発表される予定です。最後に聞いた発表日程は今月末でしたが、これまでの発表日程については何度も外れているため、確信は持てません。パリオリンピックでテストされる様子を見るのは楽しみです。

発表は今年中に行われるだろうと考えています。完全な仕様についてはまだ明らかにされていませんが、いくつかのポイントはわかっています。

ポイント

  • RF 70-200mm f/2.8L IS USM Zは内部ズームレンズであり、EF 70-200mm f/2.8L IS USM IIIと比較して大幅に軽量化される予定です。「最新のeマウントSigmaレンズよりもかなり軽い」とのことです。SigmaのEマウント70-200mm f/2.8 DG DN OSスポーツレンズは2.9ポンドで、EF 70-200mm f/2.8L IS USM IIIよりも約0.3ポンド軽いです。しかし、「かなり軽い」という言葉の意味は人によって異なります。
  • 価格がSigmaの対抗レンズよりも「かなり軽い」とは期待していません。
  • RF 70-200mm f/2.8L IS USM Zは、EFバージョンよりも短く、わずかに大きな直径を持つ予定です。したがって、82mmのフィルタースレッドになると考えられます。現在のRF 70-200mm f/2.8L IS USMは77mmです。
  • RF 70-200mm f/2.8L IS USM Zには、RF 24-105mm f/2.8L IS USM ZやRF 35mm f/1.4L VCMに見られるビデオ用の絞りリングが装備され、CanonのPZ-E2およびPZ-E2Bパワーズームアダプターに対応する予定です。したがって、「Z」という名前が付いています。
  • CanonのRFテレコンバーターと互換性があり(これは大きな喜びです)、何らかのマクロ機能を持つ予定ですが、詳細は明らかにされていません。
  • また、「新しいISモード」があるとのことですが、詳細は不明です。
  • 現在のRF 70-200mm f/2.8L IS USMはラインアップに残る予定です。このコンパクトなサイズに満足している人も多いです。選択肢があることは常に良いことです。

要約

  • Canonの新しいレンズ、RF 70-200mm f/2.8L IS USM Zが今年中に発表予定。
  • 内部ズーム式で、EFバージョンよりも軽量化される。
  • Sigmaの同等レンズよりも軽くなる見込みだが、価格は「かなり軽い」とは期待できない。
  • 新しいレンズは短くなるが、直径は大きくなり、82mmのフィルタースレッドを持つ可能性が高い。
  • 絞りリングやパワーズームアダプターに対応し、CanonのRFテレコンバーターと互換性がある。
  • 新しいISモードやマクロ機能も予定されている。
  • 現行のRF 70-200mm f/2.8L IS USMはラインアップに残る予定。

コメント

今年の本命レンズの一本ですね。私はこれは絶対買います。今後のキヤノンのレンズは動画比重が高そうで、私としては歓迎できる動きではありますが、スチル専門の人からすると余計なコストがかかっているため、高いと感じられるリスクはあるとおもいますね。

また、VCMシリーズに関しても結局50mmF1.4がLレンズになりそうですから、レンズが続々発表されてますけど、どれも自分向けじゃないと思う写真中心のアマチュアユーザーのフラストレーションはかなり高まってると思います。次に何かないと写真ユーザーのキャノン離れが起こると思います。それを防ぐには、このあたりで並単の1.4シリーズの展開を考えた方がいいと思いますよキヤノンさん。



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