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カメラニュースとレビュー

2024/08/10

1. 8/8 RICOH GRIII 受注再開

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まずは一つ目のニュース。

リコーイメージング株式会社が今年3月から受注停止していたGRIIIの受注再開をアナウンスしました。発表によりますと、今回受注再開されるのがGRIIIとGRIII DiaryEDITIONの2機種で、GRIIIxとそのアーバンエディションは引き続き受注停止中です。

ちなみにリコーイメージングの第一四半期の決算は好調のようで、増収増益ということで、開発資源の集中と製品ラインナップの整理が良い影響を及ぼしてそうですね。GRは引き続き好調ですし、オフィス向けのカメラも出してますし、リコーシータも売れてるようです。またペンタックスは起死回生の17も好調のようで、ニッチな分野に特化した効果が出ているようでこのまま突き詰めていくことが生き残りの道と言えそうです。K-1後継にも期待が持てそうです。

2. TAMRONが28-300F4-7.1を発表

タムロンが新しい高倍率ズームを正式発表しました。

28mm-300mmF4-7.1 Di III VC VXD(A074)

タムロンレンズの型番に含まれるアルファベットには、それぞれ特定の意味があります。以下は「28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD」に含まれるアルファベットの意味です。

  • Di: 「Digitally Integrated」の略で、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ専用に設計されたレンズを意味します。このレンズはフルサイズセンサー向けです。
  • III: ミラーレスカメラ専用レンズであることを示しています。タムロンでは、ミラーレス用の第3世代の設計を指しています。
  • VC: 「Vibration Compensation」の略で、手ブレ補正機能が搭載されていることを示します。これにより、低速シャッタースピードでも手ブレを抑えることができます。
  • VXD: 「Voice-coil eXtreme-torque Drive」の略で、高速かつ静音性に優れたリニアモーターのオートフォーカス駆動機構を指します。この技術により、高精度で静かなオートフォーカスが可能になります。

これらのアルファベットは、レンズの機能や設計に関する重要な情報を示しており、購入時の参考になります。

対応マウントはEマウントのみで、8/29発売 希望小売価格16.5万円 実売で12.3万円。

28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074) ソニー Eマウント用 2024年8月29日より発売。

Petapixelのレビューがすでに上がっていまして、

要約すると、新しいタムロン28-300mm超ズームレンズがソニーEマウント向けに登場しました。このレンズは手軽に持ち運べる便利さを提供し、風景からスポーツ、野生動物まで幅広くカバーすることができる万能レンズです。カナダのカルガリー・フォーク・フェスティバルで試用されたこのレンズは、その広いズーム範囲が魅力で、特に旅行や日常の撮影で重宝されるでしょう。

このレンズは、優れた防塵防滴性能と軽量さが特徴で、タムロンの振動補正技術「VC」も搭載されています。操作性も良好で、ソニーのリアルタイム追跡オートフォーカスと相性が良いです。ただし、暗所では若干の遅れが感じられることがありました。

光学性能においては、フレアとゴーストがうまく抑えられている一方で、絞りを絞った際の光芒が控えめであり、ボケの品質も特筆すべきものではありません。また、28mmでのコーナーシャープネスがやや不足している点も指摘されています。

このレンズは万能であるがゆえに、特定の状況においてはより専門的なレンズの方が適しているかもしれませんが、それでも多用途で便利なレンズとして、多くの人に受け入れられるでしょう。特に手軽さと利便性を求めるユーザーにとっては、検討に値する選択肢となるはずです。

いわゆる便利ズームですし、全域で素晴らしい描写とはなかなかならないのは仕方ないですが、運動会とか発表会とかにいいですね。イベント系の撮影で一本ぶら下げておくと命拾いすることがあるタイプのレンズですね。

私が専門店の店員だとしたら、タムロンの「28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD」レンズをどう売るか考えてみましょう。

レンズの主な用途とおすすめのシーン

タムロン 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDは、幅広い焦点距離を持つ超ズームレンズで、1本でさまざまなシーンに対応できることが最大の特徴です。以下のようなシーンで特におすすめです。

  1. 旅行・観光: 広角から望遠までカバーできるため、旅行時に荷物を減らしたい場合に最適です。風景、建物、ポートレート、遠くの被写体まで、1本のレンズで撮影が可能です。
  2. 日常のスナップ撮影: スナップ撮影で瞬間を逃さずに撮りたい場合、このレンズの便利なズームレンジが役立ちます。カフェでの料理撮影から、街角でのポートレート、遠景の撮影まで、すべて対応可能です。
  3. イベント・スポーツ撮影: 望遠端が300mmまで伸びるため、スポーツイベントやステージでのパフォーマンス撮影にも対応可能です。遠くからでも被写体をしっかりと捉えられます。
  4. 自然・野生動物撮影: 望遠端で野生動物を撮影しつつ、広角端で風景も撮影することができます。自然探索やハイキングにも最適です。

競合レンズとの比較

1. キヤノン RF24-240mm F4-6.3 IS USM

  • 焦点距離: 24-240mm(タムロンは28

    -300mm)

  • 開放絞り: F4-6.3(タムロンはF4-7.1)
  • 重量: 約750g(タムロンは約620g)
  • 手ブレ補正: IS(タムロンはVC)
  • 価格帯: 10万円前後(タムロンは約9万円前後)

比較ポイント:

キヤノンのRF24-240mmは、タムロンよりも広角端が広く、風景や建物の撮影に強みがあります。一方、タムロンは望遠端が300mmまであり、より遠い被写体を捉えることができます。キヤノンはF4-6.3と、タムロンに比べてやや明るい開放絞りを持ちますが、タムロンは軽量で持ち運びやすいのが特徴です。

2. ソニー FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

  • 焦点距離: 24-240mm(タムロンは28-300mm)
  • 開放絞り: F3.5-6.3(タムロンはF4-7.1)
  • 重量: 約780g(タムロンは約620g)
  • 手ブレ補正: OSS(タムロンはVC)
  • 価格帯: 約11万円前後(タムロンは約9万円前後)

比較ポイント:

ソニーの24-240mmは、より広い24mmの広角端を持ち、低光量下での撮影にやや優位性があります。タムロンは広角端が28mmですが、より長い望遠端300mmで遠くの被写体に強みを持ちます。ソニーは若干重く、持ち運びにおいてタムロンが有利です。価格面でもタムロンが少し安価です。

3. ニコン NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

  • 焦点距離: 24-200mm(タムロンは28-300mm)
  • 開放絞り: F4-6.3(タムロンはF4-7.1)
  • 重量: 約570g(タムロンは約620g)
  • 手ブレ補正: VR(タムロンはVC)
  • 価格帯: 約10万円前後(タムロンは約9万円前後)

比較ポイント:

ニコンの24-200mmは、軽量でコンパクトな設計が特徴で、持ち運びやすさに優れています。タムロンはより広いズームレンジを持ち、200mm以上の望遠が必要なシーンにおいて優位です。ニコンのレンズは、ニコンZシリーズとの親和性が高く、Zマウントユーザーにとって自然な選択肢ですが、タムロンは価格面でやや優位に立ちます。

結論

タムロン28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDは、さまざまな用途に対応できる万能レンズであり、特に旅行や日常のスナップ撮影に最適です。他の競合レンズと比較しても、その広いズームレンジや軽量性が際立っており、遠くの被写体を捉えたいユーザーや、1本で幅広いシーンをカバーしたいユーザーにとって魅力的な選択肢です。また、価格面でも競争力があり、予算を抑えたいユーザーにも適しています。

3. TAMRON 28-180mmF2.8 が発表される?

Tamron is rumored to announce a new 28-180mm f/2.8 Di III VC VXD lens

PhotoRumorsからの記事。

この記事では、タムロンが新しいズームレンズ「28-180mm f/2.8 Di III VC VXD」を発表する予定であることが報じられています。この新レンズは、2024年9月中旬に公式発表が予想されており、現行のタムロン35-150mm f/2-2.8レンズよりも広いズームレンジを提供し、望遠端での解像性能が向上することが特徴です。詳細は今後の発表を待つことになります。

35-150mm f/2-2.8との比較とラインナップの更新について

タムロンの既存の35-150mm f/2-2.8レンズは、広い開放絞りと優れた光学性能で人気がありますが、28-180mm f/2.8はさらに広いズームレンジを持ち、特に望遠側での性能が強化される可能性があります。この新レンズが発表されることで、タムロンのラインナップがさらに充実し、特定の用途に合わせた選択肢が増えることが期待されます。まあ価格帯的には倍くらい違くなりそうですけどね。

タムロンがニコン銘の35-150を製造する可能性

最近の動向として、タムロンが他社向けにレンズを製造する例がありますが、それらはタムロンの最新ラインナップではなく、一世代前のものなので、28-180が35-150に変わるレンズだった場合、今後タムロンがニコン向けに35-150mmレンズを提供する可能性も考えられるかもしれませんね。

4. SIGMA 28-105 F2.8Art

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アルファルーマーから。

記事の翻訳と要約

2024年9月初旬に、シグマが新しいレンズ「28-105mm f/2.8 ART フルフレームオートフォーカスレンズ」をソニーEマウントおよびライカLマウント用に発表するとの情報が信頼できる複数の情報源から確認されました。このレンズは、キヤノンの24-105mm f/2.8と同様に非常に人気のあるレンズになる可能性があります。広角端が24mmのキヤノンレンズの方がより便利であるものの、シグマのレンズはより軽量でコンパクト、そして何よりも価格が安いと伝えられています。今後、このレンズの画像が入手できることを期待しています。

特徴と優位性の考察

シグマ 28-105mm f/2.8 ARTは、以下の点で優れた特徴を持つと考えられます:

  • 重量とコンパクトさ: シグマの新レンズは、競合のキヤノンRF24-105mm f/2.8よりも軽量でコンパクトです。これにより、持ち運びやすさや長時間の撮影での疲労軽減に寄与します。
  • 価格: シグマは価格設定が競争力があり、コストパフォーマンスに優れていると予想されます。これにより、予算を抑えたい

    ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

一方で、キヤノンRF24-105mm f/2.8は24mmというより広い広角端を持っており、風景や建築物の撮影において有利です。広角端が広いと、より多くのシーンを捉えることができ、特に旅行や風景撮影においてその利便性が際立ちます。

キヤノンの先見性と挑戦

ミラーレス時代において、このような新しいレンズスペックを打ち出すのは、キヤノンが先鞭をつけてきたと言えます。特にRF28-70mm f/2Lの登場は、フルフレームミラーレスレンズの可能性を広げ、他社にとっても新たな基準を設定するものでした。キヤノンは、優れた技術力と挑戦的な姿勢で市場をリードし続けています。シグマやソニーもこの流れに乗って、新たな魅力的なレンズを提供し、ユーザーの期待に応えようとしていますが、キヤノンがRFレンズで業界に与えたインパクトと影響力とその開発力がいかに大きいかがわかります。もちろんキヤノンも他社から大いに影響を受けている部分もあると思いますが、こうして業界の水準がどんどん上がっていくのは歓迎すべきことだと思います。

5. キヤノンRF24mm 50mm F1.4は9月に発表される?

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記事の日本語訳と要約

キャノンは、VCM Lプライムレンズの三部作をリリースする予定であり、既にキャノンRF 35mm f/1.4L VCMが発表されていることから、このシリーズの存在が確認されています。そして、次に登場する2本のレンズであるRF 24mm f/1.4L VCMとRF 50mm f/1.4L VCMが、今年の9月末に発表される予定であり、その後すぐに販売が開始される見込みです。

また、今年中にさらに2本のレンズが予定されており、1本は予想されているもので、もう1本は意外なものであるとのことですが、どちらも2024年中の出荷は難しい可能性があります。これら4本のレンズが2024年に発表されるすべてではないかもしれませんが、年末に向けて新しいカメラボディの発表が期待されており、それが市場に出回るタイミングと連動するかもしれません。

さらに、オートフォーカス対応のティルトシフトレンズにも関心が寄せられており、これらはEOS R5 Mark IIやEOS R1が市場に十分に出回った後、ファームウェアの更新によって新機能が活用される可能性が高いとされています。

考察

すでに発売されているRF 35mm f/1.4L VCMは、非常に高いレベルの性能を持つレンズとして評価されており、静止画と動画の両方においてAF性能も含め最高のパフォーマンスを発揮しています。このレンズに続く同じシリーズの24mmと50mmの登場は大歓迎であり、広角と標準域のレンズとして非常に期待が持てます。

また、このシリーズに広角や望遠の追加レンズがもう1本ずつ登場すれば、さらにラインナップが充実することでしょう。このVCM Lシリーズは、今後も動画、静止画の双方で最高のパフォーマンスを追求するラインとして期待してみていきたいですが、個人的には特に、静止画の画質にこだわり抜いたレンズにも期待したいところです。やはりどうしても動画性能を上げるためには色々コストがかかりますし、動画と静止画で重要な点は割と違うので、静止画の画質にとことんこだわり抜いたラインナップというのも必要ではないかと思っております。よろしくお願いいたします。

個人的にはこのVCM三兄弟は揃えたいと思ってます。あとは85か100を出してもらえれば最高ですね。C400との組み合わせが最高になる予感です。よろしくお願いしたい。

6. Canonの超ド級広角の噂

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記事の翻訳と要約

2024年8月8日の報道によると、キヤノンが「クレイジーな」広角Lプライムレンズを発表する予定で、その開放F値はf/1.4Lとされていますが、焦点距離は明らかにされていません。時折、このように焦点距離が伏せられることがありますが、「広角」という言葉が使われていることから、広角や超広角のレンズであると予想されています。

キヤノンは、2024年に6~8本のRFレンズをリリースしたいと公式に発表しており、これまでのところその目標には達していません。今年の残りで複数の新レンズが発表される可能性があります。また、すでに報告されているように、RF 24mm f/1.4L VCMとRF 50mm f/1.4L VCMも登場予定です。

これまでに2024年に発表されたRFレンズのリストは以下の通りです:

  • Canon RF-S 3.9mm f/3.9 STM デュアルレンズ
  • Canon RF-S 7.8mm F4 STM デュアルレンズ(Apple用)
  • Canon RF 35mm f/1.4L VCM

このリストは、ユーザーにとって特に衝撃的なものではないと感じられていますが、RF 35mm f/1.4L VCMは非常に好評を得ています。

考察

この「クレイジーな」広角Lプライムレンズについては、既存のシグマ14mm f/1.4を凌駕するスペックが期待されると考えられます。以前噂に上がった、開放F値は異なるもののRF 12mm f/1.8L USMの登場が予想されており、今回のレンズもこれに類する超広角レンズの可能性が高いと思われます。

もしRF 12mm f/1.8L USMのような超広角レンズが登場すれば、広角写真愛好家や建築写真家にとっては非常に魅力的な選択肢となり、また、夜景撮影や天体写真でも強力な武器になるでしょう。特に、f/1.4という明るい開放F値を持つ広角レンズは、市場において新たな基準を打ち立てる可能性があり、キヤノンがこの分野でさらなるインパクトを与えてほしいところです。おそらく価格もクレイジーになると思いますが。

7. ZV-E10IIが良かった話

ZV-E10IIは、現行のミラーレス市場において非常に魅力的なカメラとして登場しました。特にカメラ知識が豊富

な方々にとって、その価値はさらに際立つものがあります。まず、有効画素数は約2420万画素で、ソニーの最新のBIONZ XR画像処理エンジンを搭載しており、これにより高い解像度と優れたノイズリダクション性能を実現しています。

このカメラの特筆すべき点は、前機種からの大幅な改良です。ZV-E10IIは、シネマカメラFX30と同じAPS-Cサイズのセンサーを搭載しており、これによりダイナミックレンジが広がり、映像表現の幅が格段に向上しました。それに加えて、ZV-E10IIにはFX30にはない優れた内蔵マイクが搭載されており、これにより高品質な音声収録が可能となっています。しかも、ボディは非常に軽量で、重量はわずか343g。これは、持ち運びが容易で、長時間の撮影でも疲れにくい点が大きなメリットです。

価格面でも、このカメラは非常に魅力的です。レンズキットで15万円を切る価格で提供されており、これほどのスペックを持ちながら、この価格帯で手に入るのは驚異的と言えます。コストパフォーマンスを重視する方にとって、このカメラは間違いなく最良の選択肢の一つとなるでしょう。

私自身もこのカメラを使用するのであれば、特に動画撮影を意識してPZ10-20mm F4 Gレンズと組み合わせて使用することをお勧めします。この組み合わせは、広角撮影からVlog撮影まで、幅広いシチュエーションに対応できるため、どんなシーンでも高品質な映像を撮影できるはずです。


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