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2021年3月、PENTAX645Zを買いました。
中古で手が届きやすくなってきた中判デジタルに興味が出てきて、フジのGFX50Sを最有力候補にしていたのですが、
調べていくうちにPENTX645Zもほぼ同じセンサーを採用していることがわかり、検討し直した結果、
PENTAX645Zにしました。実に15年ぶりくらいのPENTAX機です。
今回買ったもの
・PENTAX 645Z本体（中古）28万
・FA645 45-85mm F4.5 （中古）2.2万円
・FA645 80-160mm F4.5 （中古）1.8万円
・FA645 120mm F4 Macro （中古）2万円
・D FA645 55mm F2.8AL[IF]SDM AW （新品）9万円
合計約43万円（激安）
購入の決め手
絵はGFXと大差なく、グッとくる写真がP645Zの方が多い
検討する上で最も調べたのはGFXと645Zの画質の差です。
P645Zは2014年。GFX50Sは2017年発売。同じセンサーとはいえ3年の差があります。
基本的には画質の良い方を選びたいので、作例などを目を皿のように調べました。
そこで分かったことは
・撮って出しのJPEGはフジの方がぱっと見綺麗に見える
・高感度はGFXの方が良さそう
・どうやら画像の素性はそんなに変わらない。
出てくる絵が圧倒的に差がありそうなら迷わず決めるのですが、そんなに差はなさそうでした。
どちらかというとレンズの差も大きそうです。PENTAX645は2000年以前に設計されたレンズも多いですし。
流石にPENTAXレンズの古さは否めません。
ただ、作例を漁りまくって感じたのは、
「P645Zの方が好みの絵が多いなあ」
という事で、これは元々フジのファンである自分でも意外でした。ここでPENTAXに大きく心が傾きました。
光学ファインダー
実際にお店で触ってみて、3年ぶりくらいに光学ファインダーを覗きましたが、やっぱりいいものです。
ミラーレスはEVFなり液晶で露出の設定を反映した画像を見て撮影できますが、
光学ファインダーは露出設定を反映しませんので、どう写るか撮ってみるまではわからないわけです。
どう撮れるか想像しながら撮るのは楽しいですし、645Zのファインダーは本当に広くて気持ち良いです。
仕事で使うならミラーレスが圧倒的に確実で便利ですけどね。
シャッター音
とにかくでかい。いい音。すっかりやられてしまいました。
好みもあると思いますが、１０メートル四方にわたって、自分が王様であることを示せるシャッター音です。
仕事で使っているEOS R5は上品で静かなシャッター音でそれはそれで良いのですが、ポートレートなどはやはりでっかくて良いシャッター音が必要だなと思いました。
中古レンズが安い
現行のレンズの中古が驚くほど安いです。
そもそもフィルム時代からのレンズなので、数が山ほど出てるという側面もあると思いますが、それにしても安い。
今回買ったレンズは全てAF対応の現行品。これら中古で購入したものはすべて2万円程度でした。
新品で購入すると15-20数万円するレンズですよ。驚くほどお買い得です。
ちなみに、PENTAXには頑張ってもらいたいので、今回一本だけ新品を買いました。
驚くほど情報がない
そんなお買い得レンズが山ほどあるPENTAX645ですが、レンズはあるけど情報がない。
果たして現代のカメラに太刀打ちできるのか。
各レンズの客観的な評価。自分に合うレンズはどれかなど、これがもう全くと言っていいほど情報がありません。
作例はまあまあ出てきますが、そういうのはだいたい加工済みですので、あまり参考になりません。
そこで、自分がここまで困ってるなら、同じような人もいそうだなと思い、
「これはもう自分で買って使って情報を共有するしかないな」と購入決定しました。
今後の展開
そんなわけで、PENTAX645Zを手に入れました。
仕事で使うというよりは、作品撮りや趣味の撮影、日常使いとして使っていき、カメラマン目線ではなく趣味目線でYoutube上で情報を共有しようと思っておりますのでよかったらチャンネル登録をお願いいたします。
追伸
先日モデルさんを呼んで撮影してみました。
これがまた、超強力な手振れ補正に慣れまくっていたためかホールド甘々で設定にもあまり気を使わなかった結果
手ブレ写真量産で頭を抱えました。
35mm感覚で振り回さず、１枚づつ落ち着いて切らないといけません。反省。
実際の撮影にあたっては、風景なら三脚絶対。
手持ちも大丈夫ですが、カメラ、レンズが重く長い事を考慮して、フルサイズで「1/焦点距離秒」以上と言われるシャッター速度を「1/焦点距離×1.5秒」以上に設定しないと厳しいです。
ミラーショック等はほとんど気にしなくて良いと思いました。
その辺の情報も作例とともに動画にしていきます。