Taichiです。
前回まで
会社にいることについて悩みまくって、選択肢を広げる目的で自分の出費について見つめ直しました。
今回は、カイシャインからカメラマンになる!と決めたきっかけと、実際に独立するまでの過程をお話しします。
目次
▶︎カメラマンへの道はワークショップから
趣味での撮影は続けていましたが、自分のとる写真に納得できなくなって、ステップアップしたい!といろんなワークショップへ通い始めました。その中で、とあるワークショップに申し込んだ事で運命が大きく変わりました。
そのワークショップの中で、「写真で稼ぐ」という考え方と、その方法の多彩さについて気づかされ、その時「自分はカメラマンになる」と決めました。
※どこのワークショップだったかは本記事の最後にご紹介しますね。
▶︎カメラマンの定義
カメラマン、フォトグラファー、呼び名はなんでも良いですが、これらは資格のいらない商売です。
なので、あなたが今日からカメラマンでござい。と名乗ってしまえばカメラマンになれますが、必要なのは肩書きではなく、
写真を撮り、それでお金を稼いで、食べていける。
ことです。
カメラで収入を得る方法はいろいろありますが、詳しくは「副業カメラマン入門(仮)」という記事を近日中にUPしますのでそちらで!
私が選んだのは、「出張カメラマン」でした。
お客様から依頼を受けて、お客様の希望の場所へ行って、希望の写真を撮る。
という仕事です。自分の作風ではなく、お客さんが望んでいる写真を撮ることが収入につながります。
人が望む写真を撮ることから始めることにしました。
そして、
・自分の腕でも稼げるか
・必要な額を稼げる見通しは立つか
・楽しいか
を検証していくことにしました。
ここで、前回生活を見直した事が大きく生きてきます(ようやく)
▶︎自分の腕でも稼げるか
まず、カメラマン派遣サイトに登録してお客さんを探しました。
初めてそのサイト経由で仕事として受けたのは、家族写真でした。(この時のお客様はいまだに定期的にご依頼いただくお得意様です)それはそれは緊張して吐きそうになりました笑
そうして、余暇時間でカメラの仕事を何件か受けて、自分の腕でもお客さんに喜んでもらえる手応えをつかむ事ができました。
→稼げた
▶︎必要な額を稼げるか
写真のクオリティに影響のない範囲でどのくらいの仕事がありそうか、できそうか確認することにしました。
この写真の仕事の量が、前回設定した最低限度(10万円)に届けば、カメラマンとして生活できそうな予感がしませんか?
(実際は前回の設定額には税金や保険関連が含まれていないので、もう少しかかりますが)
自分の場合は、1回2時間 1.5万円程度で、週末に1日1回撮影を入れて、4週間で10万円以上稼ぐことができました。
→稼げた
▶︎楽しいか
これが実は一番重要な気がします。
辛かったら続けられないですし、たくさん数をこなす事が苦にならないか。楽しいか。
「好きな事を仕事にしないほうがいい」とはよく言われますが、好きな事をこそ仕事にするべきだと今は思います。
サイト経由で仕事を受けるとお客様からのアンケートが帰ってきて、評価をいただけると嬉しくてモチベーションも上がります。もちろんうまくいく事ばかりではないですが、そんな時も絶対料金分の仕事はしてやる!とニコニコ頑張りました。
→「とても」楽しい!
▶︎どうやらカメラマンになれそうな気がしてきた
いずれの項目もクリアして、どうやらカメラマンになる自信が徐々に持ててきました。
以降、副業カメラマンとして二足のわらじを履くことになります。
▶︎二足のわらじの履き方
カメラマンになると決め、カイシャにいながら副業としてカメラをやりつつ、独立準備を進めることにしました。
副業についてもカイシャにきちんと相談しましたよ!(ダマでやると非常にめんどくさいことになるので相談したほうがいいですし、なんとなく世間も副業に優しい世の中になりつつあるようです)
当然会社の仕事はきっちりやる必要があります(円満に退社したかったですし)。
そもそも、カイシャの仕事もきちんとできない様ではフリーでやってけるわけありませんから、これまで以上に仕事はきっちりやると決めました。目標がはっきり定まったので、どっちもやる気が出ましたね。
基本的に週末と就業後の時間をカメラマン活動に当てていきました。
▶︎時間が欲しいので、早くきて早く帰る
元いたカイシャはクリエイティブ系で職人的な人が多く、遅く出社して遅くまでいる人が多い職場でした。ですので8時に出社するとフロアには誰もいません。そのなかで集中すれば、一人でこなす仕事は午前中でほとんど終わってしまいます。これをするだけで、これまで以上の効率で仕事が進むようになりました。
8時に出社すると定時は16時半になりますので、早い日は16時半に帰れます。
▶︎定時で帰りづらい?
「周りや上司が帰ってないのに帰りづらい」はよく聞く話ですが、いかにホワイト企業でもそんな雰囲気はあるわけです。
実はそんな雰囲気は、全て自分が作り出した幻想です。
私は「気にしないフリ」「図太いフリ」「ヤなやつのフリ」をすることにしました。毎日続けていると慣れます。要は習慣です。(もちろんそうはお問屋がおろさない会社もあると思いますが、基本的にはその雰囲気は自分で思い込んでるだけですし、やることをやってるのに帰れないのは、あなたではなく会社に問題があるのです)もちろん、やるべき仕事を放って帰ったりはしませんでしたし、本当に忙しい時は自分から手伝いを申し出るなどは、社会人としてはやったほうがいいと思います。
▶︎かくして僕はカメラマンになった
こんな感じで、副業カメラマンを続けながら写真やライティングの勉強しつつ、カメラマンとして独立する準備を整えていきました。収入も増えるので機材もモリモリ揃っていきます。
スタジオやろう!と思ったのはもうちょっと先の話ですが、スタジオ設立までの経緯についても今後詳しくご紹介していきたいと思います。
退職時に、辞めてどうするの?って聞かれて堂々とカメラマンをやります!と言えたのはこの準備のおかげです。
▶︎3年間の副業カメラマンのノウハウ
今副業カメラマンでお小遣いを稼ぎたいと思ってる方がたくさんいると思いますが、3年間で結構ノウハウが溜まってきましたので、「素人が副業カメラで月10万稼げる方法」は近日中に記事にするつもりですので、お楽しみに!
ワークショップについて 我が師匠カメラマンの宅間國博さんの主催されるワークショップ。 著者が参加したものと全く同じWSは今開催されていませんが、定期的にグループWSがあったり、マンツーマンレッスンなどもあります。HPはコチラ また、師匠のブログ「カメラマンへの道」にはライティングやカメラマンとして必要なコミュニケーションスキルなど、とても豊富に紹介されていますし、グループWSのお知らせもあるのでオススメです。