Taichiです。
スタジオの2年目が間も無く終わろうとしております。
スタジオ2年目はなかなかに悪夢でした。
…でした。ではなく、現在も悪夢の真っ只中、
苦闘は現在進行形で結末は誰も分かりません。絶賛生存の危機が続いております。
次から次へピンチの連続。
そろそろ明るい話題が欲しい今日この頃。果たしてスタジオの運命やいかに?!
昨年末から始まった、現在進行形スタジオ災難物語をお送りします。始まり始まり。
カフェオレミルク抜き
悪夢が始まったのは昨年の10月です。
スタジオの入ってるビルに外装工事が入ることになりました。
正直外観なんか綺麗にしたところでスタジオには一切影響がないので正直迷惑な話です。
一点良い事があるとすると、老朽化激しい建物で、大雨が降った際、スタジオの天井から雨漏りがするのが解消される点です(いやこれは本当に良かった)
話を聞いたときはなんとなく
「あーそうですか。」
くらいの感じでしたが、よく考えてみてください、
外装工事
です。
ビルの外側に足場が組まれて、メッシュシートで覆われる事になるわけです。読者のみなさまも街のどこかで見かけたことがあると思いますが、アレです。
つまり暗くなります。自然光を売りにしているハウススタジオに自然光が入らなくなる!
カフェオレミルク抜き状態です。
工事の件が明確になったのは10月末で着工が11月…。
もう少し早めに知らせろよ。とは思いましたが、文句を言っても始まりません。工事を止めることもできませんので、次善策を考える必要がありました。
最大の問題は、既に11月12月に結構なご予約をいただいているという事実。
かなり好調だったスタジオ運営に水を差された気がして、納得いかない気分で若干思考停止気味でしたが、このまま放置で、少ないながらも培ってきたお客様の信頼を失うわけにはいかない。
まずはすでにご予約いただいているお客様の対応を行う必要があります。
お客様に正直に以下の2点をアナウンスしました。
・工事のため、思い通りのパフォーマンスが出ない可能性がある。
・ついてはキャンセル料は無料にするので、キャンセルか値下げでそのまま利用するかどちらか選んで!
この段階で8割キャンセル…。
次は料金設定。当然正規価格はいただけないので、身体中の穴という穴から出血しながら通常6000円のところ、4000円に値引きに変更し、新規のご予約のお客様に工事の内容をご案内する事にしました。
果たしてこんなんでお客さんは来るのか不安でした。
悪魔が来たりて幕を貼る
工事期間中の対応が決まったところで、あとは工事が始まるのを待つばかりですが、工程表がめちゃくちゃザックリで、いつからシートが貼られるのか細かい日程が全く分かりません。
かつてテーマパーク等の改装工事とかやってたので、工程表の見方は分かります。だいたいの予想はつきますが、お客さんに案内できないので、細かい工程表をよこせと交渉したものの出てこず、工事対応期間のギリギリを見極めて日程を設定したかったのですが、できませんでした。とほほ。
せめてシートの色は白にしてくれとの要望も聞き入れられず、
しかもシートは黒!悪魔か。
まあ青にされるよりは1000倍マシでしたが。兎にも角にも工事はスタート。
そして不安は的中。
大出血値下げも虚しく予約状況は最悪で、最終的に12月の予約は最盛期の1/3以下に落ち込無結果に。
「どのくらい暗いですか?」などの問合せはちょくちょく来るものの、予約に結びつくことはほとんどありません。
とにかく11月12月は暇で不安な日々でした。
でしたが、前月、前々月の売上が定期的に入ってきていたので、正直どこか楽観的な気分だったと思います。今になって思えば、この時点でもう少し真剣になって、金策などを色々仕込んでおけば…。というところですが、後悔先に立たず。
希望の光…消失。
12月25日ようやく工事完了。足場が解体されていきます。
その時の気分は今でも忘れません。
本当に長かった。映画「レオン」の冒頭でマチルダがレオンの部屋に入れてもらった時のあの光がスタジオに溢れたような気分でした。
さあ、心機一転!ですが世間は冬休みの真っ只中。
スタジオは商用のお客様が多いので、休み期間中はあまり予約が動かないわけです。
通常その月の予約は前の月に半分くらい埋まるのが通例でした。
つまり、1月の予約は12月の工事期間中に予約していただくケースが多いはずなのですが、
HPを訪れた人の目には工事中の文字が踊っています。
それで予約せずHPを離れた人が多かったのです。
GoogleAnalyticsのデータでもそういう傾向が見えました。
売り上げが戻ると見込んでいた1月が想定以上に低迷し、工事の影響の想定外の長期化に頭を抱える日々。スタジオの開業準備時に、3ヶ月無収入でも大丈夫な蓄えを前提でスタートしたので、なんとか工事の影響を乗り越えることができましたが、11,12に状況を甘く見ていたこともあって、蓄えをかなり吐き出してしまう結果になりました。
2月に入るとようやく業績が回復し始め、3月に完全に復調とは言えないまでも、そこそこの水準に戻りようやくいつもの日常が戻ったと思っていました。
こんなに苦労したんだから。神様が頑張ったなお前。って言ってくれると思ってましたとも。
しかし、工事のそれをはるかに凌駕する悪夢が訪れるなど、この時の僕には知る由もなかったわけで…。
次回予告:COVID-19襲来。
Taichiです。世間はコロナコロナで大騒ぎ。コロナ?ビールうまいよね。え?違う?
何?ウイルスの?ふーん。まあなんとかなるっしょ。
え?ならないっぽい??
次回、スタジオがさらなる苦境!?いやいやいやいやまじ殺す気か!お楽しみに!