今週のカメラニュースまとめ(カメニュー)4/22

1.Pentax K-3IIIモノクローム正式発表

4/13

リコーがK-3IIIのモノクロ版。

K-3IIIモノクロームを正式に発表しました。4/28発売。価格は直販モデルが333000円。

量販店実売価格は299700円です。

K-3IIIのセンサーからカラーフィルターを省いたモデルですが、

ロゴや文字印字をモノトーンに変更したり、ソフトがモノクローム用に変えられるなど、

デザインなども含めてモノクロを意識したモデルになってます。

国産デジカメ初のモノクロ専用機ですね。

なかなかの英断で拍手を送りたいです。モノクロってのは個人的写真の原体験で、写真の基本が詰まってると思うので、是非はやって欲しいし、成功して欲しいと思います。

K-3IIIモノクロームは直販限定モデルもあり、そちらはボディの塗装がシボ塗装ではなくマットブラック塗装になっています。

極小生産のようで、特に直販モデルは予約開始早々に予約停止、2回目の予約も昨日開始されましたが、即停止となる人気です。

予約が停止してるのは直販モデルだけですので、一般販売モデルは予約受付中だと思います。

そもそものモデルが小ロットの上での限定塗装なので、おそらく数十台程度のオーダーなんじゃないですかね。

ペンタファンは直販モデル買うでしょうから、直販モデルだけに人気が集中してる可能性もあるんじゃないかと思ってはいます。

なので、一般販売モデルはするっと買えたりするかもね。予約状況に関しては今度フジヤカメラに状況を聞いてこようかと思います。

ここからは想像でそういう情報があるとかいう話ではないんですが、

このセンサー、おそらく来年あたりGRにも載るんじゃないかと思ってまして、

そもそもセンサーはある程度のロットがないと採算ベースに乗らないと思うんですよね。

ぶっちゃけK-3IIIだけで履けると思えないし、ペンタもそう思ってると思います。

つーことで、いざとなったらGRに載せればば良くね?ってことである程度の数を確保していると思うんですよね。

K-3IIIモノクロームの発表の時もGRだったら買う的な呟きは山ほどありましたし、リコーだってそんなことはわかってて、

GRモノクローム、直販限定森山大道モデルとか作っちゃえば売れますからね。

でもまあペンタックス発信の企画だし、先に国産機初のモノクロデジカメをGRで出しちゃうとK-3III売れなくなっちゃうからね。

ある程度日が経ったら発表すると思いますし、めっちゃ売れるだろうなとは思います。

ただ、GRだとライブビュー撮影になって、当然ライブビューはモノクロなので気分があんまり盛り上がらないんですよね。

個人的には光学ファインダーで覗いた世界を脳内でモノクロ変換しながら光を探すのが楽しいので、K-3IIIの方が楽しいと思う。

GRでもビューファインダーつければいいっちゃいいんですけどね。

2.Leica M11モノクローム正式発表

4/14

ライカが、M11ベースのモノクロカメラ「M11モノクローム」と、新しい標準単焦点レンズ「Summilux-M 50mm F1.4 ASPH」を正式に発表しました。

  • 裏面照射型(BSI)CMOSセンサー、記録画素数が最大6,000万画素のトリプルレゾリューション技術、そして二層吸収フィルターガラスを採用し、さらにカラーフィルターを意図的に省くことで、モノクローム撮影でも新次元の描写性能を発揮。
  • ISO 125~200000という広い感度域に対応し、高感度撮影時でもノイズを大幅に低減。
  • 「Leica」ロゴを排除し、光学ファインダーにはダークカラーのコーティング、周囲の注意を引かないようなミニマルなデザイン哲学を踏襲。
  • フルメタルのボディと高品質アルミニウム製のトップカバー、サファイアガラスの液晶モニター、レザー外装。
  • 256GBの内蔵メモリーを搭載

価格は1386000円。本日発売。

また、M11モノクロームと合わせて最短撮影距離45センチのSummilux 50mm/f1.4も発売になってます。

ライカのMはレンジファインダーの性質上、距離連動範囲が最短70-100cmくらいになるので、

それ以上寄りたい場合はクローズアップレンズつけるとかしないといけません。

今回のレンズは

撮影距離70cmまでは、従来通りフィルムとデジタルのM型カメラ全機種で距離計に連動したピント合わせが可能で、70~45cmの撮影距離では背面液晶モニターや外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス2」でライブビューでピント合わせが可能になりました。これはデジタルならではの機能でいいですね。

こっちは67万円ということで、2つ合わせて200万円です。

ライカのM型は使ってみたいですが、買ってもお金を産まないので完全に趣味機材なんですよね。

貧乏カメラマンなので趣味に200万は使えないので指を加えてみてるだけですね。

2.5モノクロセンサーカメラについて

カメニューでは何度か取り上げてますが、モノクロセンサーで撮影されたデータは、ベイヤー方式のカラーセンサーで撮られたデータをモノクロ化したものより精細感、色表現に優れています。モノクロで色表現ってのもおかしく聞こえるかもしれませんが、トーンのつながりが自然ですし、高感度面でも有利です。

是非一度体験して欲しいですが、完全に趣味の世界になるのでなかなか手が出しづらい人も多いと思います。

そんなあなた、実はモノクロセンサーじゃなくても体感できるセンサーがあります。

Foveonて言うんですけど、あれをモノクロ化するのは、実質モノクロセンサーで撮影しているのと同じですので、モノクロセンサー的な表現を体感したければ、SigmaのDPシリーズはおすすめです。

中古でも10マンしないで買えるものが多いですので、検討してみてはいかがでしょうか。

天体

とかいってますが、天体撮影やってる方々はすでに冷却機能付きのモノクロCCDで

フィルター取っ替えながらコンポジ撮影されてますので、

モノクロ機の盛り上がり!みたいな記事には今更かよと思ってるかもしれません。

3.Meikeがキヤノンから許諾のRFマウントAFレンズを発表

canon rumorより

Meikeは、キヤノンのRFマウント用の最初の「承認された」サードパーティ製オートフォーカスレンズを発売しました。

Meike AF 85mm F1.4の仕様

希望小売価格です: 未定

焦点距離:85mm

フォーマット フルフレーム

フィルター:77mm

レンズ構成:13群8枚

絞り値:F1.4-F/16

最短撮影距離 0.98m

絞り羽根:12枚

マウント E/Z/L/RF

AF/MFスイッチ

カスタムボタン

価格や入手方法はプレスリリース時点では不明です。Meikeは現在、ラスベガスのNABShow 2023でこのレンズを展示しています。

ということで、

MeikeがRFマウントを含む4マウント同時にAFレンズを発表しました。approvedとなっています。

この記事が18日で、

その前日のペタピクセルの記事によると

”なお、本稿執筆時点では、最終的な価格や発売日は決定していない。このレンズは現在、ラスベガスで開催されているNABショーで展示されています。キヤノンが、このレンズのRFマウント版を実際に製造することをメイケに許可するかどうかは、まだわからない。”

としており、販売に漕ぎ着けるかはわからないという記事が出ております。

確かに探したんですが、正式に許諾を得たというソースがCanonrumors以外に見当たらなかったんで

整理すると現状のステータスは

MeikeはRFマウント対応を謳ってNABショーに合わせて発表した。

ただし、承認されたかどうかはわからず、

これまでのサムヤンやビルとロックスの経験において、

許諾なしのAFレンズはキヤノンから法的措置をとられる事を認識した上で、対応を謳っているので、

どうやら承認された可能性があるかも。

程度で、Meikeの見切り発車の可能性もまだあるんじゃないかと思います。

正式に販売が決定したらあらためて喜ぶ方がいいと思いますね。

4.キヤノン RF100-300F2.8正式発表

つづいてキヤノン関連。

4/20

キヤノンが大口径望遠ズームレンズ RF100-300 F2.8L IS USMを正式発表しました。

5月下旬発売で150万円。実売はおそらく135万円くらいだと思われます。週明けから予約開始です。

特設サイトまでできてます。開発者インタビューはかなり読み応えがあるので是非読んでみてください。

このレンズはLズームのフラッグシップという位置づけだそうで、製品もサイトもかなーり気合入ってます。

主なスペックとしては

100-300mm F2.8

2590g

インナーズーム

最短撮影距離 1.8m 0.16倍

エクステンダー対応

IS単体5.5段協調6段

フォーカスブリージング補正対応

防塵防滴

フォーカスプリセット機能

とスペックもすごい。

EFサンニッパII型は最短が2mでしたので、ちょっと縮まってますし、

レンズ単体では流石にRF100-300が260g重いですが、マウントアダプターが110gで使うことを考えると

150gの重量増で焦点距離が3倍になったわけで、革命的に軽いと思います。

sigmaがかつて120-300F2.8てのが出てましたがディスコンになってます。

価格は40万くらいだったと思いますが、一眼レフ用で、3.4kg。

噂で出てたサンニッパがまさかズームだったとは驚きましたね。

作例見てもかなり良さそうですし、海外のレビュワーは何人かがすでに動画を上げています。どれも評価が高いですね。

ただちょっとボケがうるさい感じはします。

さて、このスーパーレンズですが、私は買うのでしょうか。その辺の話は裏カメニューでお話ししたいと思います。

 

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