Taichiです。
EOS Rネタはブログの方では一旦ここまでにしようかと思っております。
引き続き動画などは作成し、こちらのまとめの方で更新していきます。
ほぼ毎日触り、実際に仕事にも使ってみて自分なりにEOS Rについてまとめました。
はじめにお断りしておきますが、これまでレンズ交換式のミラーレスを使用したことがない、5D3を使ってたカメラマンの感想。ですのでご了承下さい。
○○はソニーの方が!とか、やっぱりEOS Rはダメだな。などご意見を色々いただくんですが、そうですねとしか言えません。
目次
▶︎結論
プロ機ではないので、あらゆる場面で使う人はプロ機を待った方がいいでしょう。未成熟の変態操作系ですし、これまでの作法が通用しづらく、自分をカメラにだいぶ寄せなければならないので、批判的な意見が多くなっていると思います。
ただ、その変態性を補って余りある魅力があることも事実で、そこに価値を見いだせるかどうかだと思います。
私は買ってよかったと思ってますし、実際仕事でテザー撮影可能なものはEOS Rに切り替えてます。
操作性もおそらくソフト面で改善できるところが多いと思うので、多少マシになっていくのでは?という期待もしています。
▶︎どんな人にオススメ?
万人におすすめできるか?と言われると正直未成熟な部分が目立ちすぎなので強力におススメはしにくいのです。
ある程度キヤノン純正レンズを持っていて、スポーツ以外の人物系の撮影が多い人にはとてもオススメできます。
これからレンズも揃える!という人はまあ何買ってもいいかと。
今時はフルサイズでもAPS-CでもMFTでもどれでも大丈夫です。
センサーサイズでマウンティングする時代はとっくに終わってますので、フルサイズにこだわらなくてもいいのではないでしょうか。
ただ、14-24F1.4の特許とか出てるそうですし、今後RFマウントのレンズは面白そうですし、24-105はめちゃくちゃ良いレンズです。
RFレンズはEOS Rでしか使えないので、そこに期待してEOS Rというのはアリな選択です。
私は来るべきプロ機のためにRFレンズに投資していかざるを得ないので、今のうちから揃えて使っていけるのは一つの利点だと考えています。
◆EOS Rはココが気に入った
▶︎もう手放せないAF関連
・DPCMOSの広範囲なAF点、AF有効範囲とAFのバリエーションで撮影がとにかく楽。これに関してはもう絶対にレフ機には戻れないと思いました。
・ファインダーでも常時顔認識がありがたい。瞳AFありがたく、AFを信用してシャッター押すだけなので、完全に構図やタイミングに集中できます。
・そしてとにかくAFが速い。
・EFレンズでもAF速いし、ピンが甘かったレンズがすっかり生き返って気分がいいです。像面位相差最高。
・マニュアルレンズのサポートが手厚くてMFレンズのテンポがレフ機より格段にあがって最高。
▶︎最新のEOS画質
映像エンジンは一級品。ちゃんとEOSの色、絵です。
私はキヤノンの「忠実」がとにかく大好きで、この「全く脚色しない完璧な色」(個人の感想です)が出ることが何より重要だと思ってます。
最新のEOSの絵が扱えるのは今の所EOS Rだけですので、これだけでもかなり価値はあると思います。
▶︎RF24-105すごい。とてもいいレンズ。
補正ないと結構歪みますが、本体側で補正できるし、全域シャープでボケもスムーズで良い。点光源ボケが玉ねぎだけど、現代のレンズはまあ仕方ないし許容範囲。
ブリージングもなくて静止画動画とこれ一本買っておけば仕事できる。
これまで24-105は1型も2型も買いましたけど、「なんちゃってLレンズ」すぎてすぐ手放しました。
でもこれは手放せない。EOS R買ったら必携。
ピントリングはバイワイヤなのにリニア感や質感がしっかり伴ってて違和感がない。安いバイワイヤのレンズはこれが気持ち悪くてMFする気にならないんだけど、24-105は出来がいい!
15万のこれでこうだと、40万のアイツがどうなってるのか本当に楽しみです。当然買えませんが。
・・・あれ、意外と少ない笑
◆EOS Rはココがダメ
▶︎ポストビュー表示が遅い。遅い。
シャッター切って一呼吸あってからポストビュー表示されるからテンポがとにかく悪い。EVFでも液晶でもワンテンポ遅れる。今の所の対処としてはポストビュー表示を切るしかない。
画像処理系が重いのかと思って各収差補正や記録画質などを変更しても改善しなかったので、こう言う動きなのかと思うのですが、これだけはなんとかしてください。
▶︎痒いところに手が届かないカスタマイズ項目
一見自由度が高そうなカスタマイズ項目ですが、ボタンごとにけっこうな制限があるため、納得できる設定にしきれない。「この機能の時にはこれが動きません」みたいなトレードオフの関係がかなり複雑にからんでるので、何でもかんでもカスタマイズさせられないのは理解できますが、結局便利に使えず隔靴掻痒感が増すだけなので、もう少し自由度を高めてほしいです。
例えば
・一発でクロップするボタンが欲しい
・コントロールリングにAF方式を割り当てたい
・FVモードの操作系のカスタマイズをさせて欲しい
とかとか。
▶︎シャッター音
EOS Rのシャッター音は軽くて本当にイマイチですので、シャッター音でモデルをノセる!という人はご注意ください。
▶︎M-Fnバー
いらない子扱いのこいつですが、私はもう慣れました。それでも少し気を使います笑。
改善アイデアとしては、簡易ロック(左端長押しで解除)の動作をタップとして扱う設定を入れると使い勝手が30倍くらい上がると思いました。キヤノンさん、アイデア料はいりません。
あと、せめてクリック音を出す選択肢がほしいかなあ。
▶︎シングルスロット
デュアルスロットの方が精神的、ワークフロー的に楽なので、早くデュアルスロット機が出てほしいです。でもシングルでも仕事はできます。デュアル機でも両方強制フォーマットしちゃう現象がS社のカメラで出てるそうだし、データなんてダメな時はダメですから。デュアルでも安心できないってことです。
▶︎動画関連
動画関連はみんな期待を裏切られてると思います。私もそう思いますが、動画”も”撮れるスチルカメラとして最低限は備えてると思います。
シネマイオスとの兼ね合いとかそういうことではなく、「単純にDPCMOSでは全画素読み出しは無理」という感じで、やるとするとデュアルCPUにしてぶん回すしかなくて、ボディ内手ぶれ補正も入れなきゃーってなって、大型化しないと熱が・・・みたいな話になってるのではないかなあ(完全に妄想)
でも、それなら「放熱に考慮した結果一眼レフ機と同じ大きさになっちゃった。テヘ。」
は十分受け入れられると思うんですよねー。プロ機はそうしちゃえばいいと思いますね。
▶︎最後に
EOS Rの1ヶ月の感想を色々書きました。
ブログの方ではEOS Rの記事は一旦終息しようと思ってます。
新しいレンズやファームウェアのアップデートがあったらYoutubeチャンネルの方でやっていきますので
チャンネル登録をお願いいたします。
初めはYoutubeの再生数稼ぎに・・・としか考えてなかったんですが(おかげさまで目標1000人/4000時間に対して、250人/2000時間まで到達しています)、動画を撮る関係で、設定や操作を徹底的に調べて使いこんでを繰り返しているうちに、すっかり居場所ができてしまい、日々愛用してます。ちょっとツッコミどころのあるヤツの方が使ってて毎日楽しいですね。